田舎暮らし・闘病中のただの女性ライターが「1000万円稼げるフリーランス」を目指すようになるまで

かけはぎ
布地に穴が空いてしまった際、その穴があったことが分からないほど美しく、修復を行う技術が「かけはぎ」と呼ばれるものです。
かけはぎの技術を習得すると、1つの仕事で3000円〜5000円、場合によっては1万円ほども得られる場合があるそうです。新聞などでも、「かけはぎの技術を習得して手に職をつけよう」という広告が掲載されていることがありますね。
かけはぎ職人が、仮に1つの仕事に4000円の報酬を受け取ると仮定すると、
1000万円 ÷ 4000円 = 2500回
1つの仕事に1時間〜2時間かかるそうなので、現在の仕事を続けながらかけはぎの仕事をするとしたら、1日1件程度でしょう。
毎日仕事があるとは限りませんし、1日で終わらない難しい仕事もあるでしょう。仮に1年に250件ほどの仕事を引き受けた場合、
2500回 ÷ 250日 = 10年
10年で1000万円を貯金することができる計算になります。
技術を身に着けるための初期投資は必要ですが、確かな技術を身に着け、顧客をしっかりとつかむことができるなら、1000万円を得ることも夢ではないでしょう。
かけはぎ職人が、3000円から5000円を得ること、取次店などで差し引かれる利益もあることを考えると、顧客は数万円単位の支出をしてかけはぎの依頼をしていることになります。
そうすると「もともと高額な服である」「思い出がたっぷり残っている服で、お金をかけてでも直して欲しい」など、顧客にとってなんらかのメリットがなければ、わざわざ依頼してこないでしょう。
廉価が服が多数、販売をされている現代ですので、かけはぎの技術以外にも、営業能力や、収支計算をきちんとできる経営力、節税の知識などを身に付けなければ、商売として立ち行かなくなっていくでしょう。