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「ノマドワーキング」について思うこと

私は出張することも多いので、新幹線や駅の待合室、カフェで仕事をする機会もあります。あえて電車や飛行機等の待ち時間を多めにとり、仕事をする時間を作ることも。

ここで間違えてはいけないのは
「仕事があるから、出先でも働いている」
のであって、
「ノマドワーキングというスタイルが仕事を連れてくるわけではない」
ということです。
先に「仕事」があり、次に「それをどこでやるか?」の選択があります。

「ノマドワーカーになりたい」なら、ノマドと言うスタイルで「何のビジネスをするのか?」を考えなければなりません。さらに「ノマドというスタイルでなければ、できないビジネスなのかどうか?」ということも。

私は「出先で仕事をする」ことには、デメリットも多いと感じます。

自宅の作業場では大きなパソコンを使い、見やすい画面を前に仕事ができるけれど、出先では小型のパソコンを使うので、画面が見にくいため疲れやすいです。
機密事項が漏れる心配もあり、パソコンやUSBメモリの盗難に遭う可能性もゼロではないですので、お手洗いなどの短時間でも席を立つのに細心の注意が必要となります。
キーボードを叩く音も、人によっては耳障りなので、周囲の人の表情などに気を付けなければなりません。

また、長時間にわたって席を独占することを禁止するカフェやファーストフード店なども増えています。私が長時間の利用をすることで、他に同じような働き方をしている方まで偏見を持たれることになるので、マナーを守らなければいけないでしょう。

一方で、「メリット」も確かにあります。

自宅の作業場では、姿勢や服装などがだらしなくなってしまうこともありますが、出先で誰かに見られているときは、良い緊張感を持って仕事ができるのです。
また、色々なものや人が目に入ることで、思わぬアイディアが浮かんだり、その時の気候・流行などに触れ、それらの旬な情報を仕事にも活かすことができます。

ノマドワーキングを選ぶなら「ノマドワーカーになったから、仕事がある」というのではなく、「まず仕事があるから、ノマドという働き方を選ぶ」という順序を間違えないこと。
そして「よそのスペースで仕事をしているのだ」という認識を持ち、周囲へも気を配るとともに、物の管理にも気を付けることが必要でしょう。

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