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時間とお金の重要度・緊急度

物事を効率よく片付けていくためには、どうしても優先順位をつけなければなりません。私は、次の4つのどれにあたるかを、大雑把でいいので考えるようにしています。

1.重要で急ぐべきこと
例)〆切が迫っている仕事
  クレジットカード等の支払日までに残高を確認すること
  出張等の切符の手配

2.重要だが急がなくてもよいこと
例)食事をすること
  家族や友人と過ごす時間を持つこと
  保険契約などを時折見直すこと
  エンディングノートを時折書き直すこと

3.重要度は落ちるが急ぐべきこと
例)机周りなどの整理整頓
  自宅・庭などの掃除

4.重要度が低く急ぐべきでもないこと
例)「いつか見よう」と思って録画した番組を見ること
  (録画したのにすぐ見ない、ということは重要性・緊急性が低い)

お金の使い方についても、同じような分け方ができます。

1.重要で、すぐに出さなければならないお金
例)お祝い金、香典など冠婚葬祭にまつわるお金
  食費や日用品費
  冷蔵庫などの家電が故障した場合にかかるお金

2.重要だが、すぐには出さなくてよいお金
例)資格取得などのお金
  保険等を見直す場合にかかるお金
  ジュエリー、時計、車、マイホームなど「本当に欲しいもの」に支払うお金   友人との交流のためのお金

3.重要度は落ちるが、すぐに出さなければならないお金
例)映画や演劇、企画展など、公開の期間が決まっているものに支払うお金

4.重要でも、急ぎでもないお金
例)無駄遣い、浪費にあたるもの
  買った後に後悔してしまうもの

4.の出費はできるだけ抑えましょう。
「その場で購入せず、一晩寝てから『やっぱり今すぐ欲しい』と思えるものだけを買う」
ことを心がけるだけでも、ずいぶん違います。

出す・出さないの判断が難しいのは3.ですね。私は仕事柄「たくさんのものを見て、経験を積んでおく」ことが大事なので、出せるお金があるなら、3.の出費はできるだけすると決めています。
ただ、より重要な支出、たとえば食費などを削って健康を害したり、本当に欲しいものを買うのを先延ばしにしてまで、3.の出費が必要かは慎重に判断すべきです。

2.の出費は、お金が必要となるまでの時間を、自分でコントロールできるため計画を立てて貯金をする方法を使うことができます。

2.と違って、1.の出費は「必要となったら今日明日中に必要」なものです。
現実的には「そのための蓄えを、いくらか確保しておく」という方法しかとれないでしょう。ただ「具体的には、何が起こるかわからないが、何かあったときのために蓄える」という心構えで蓄えを作っていくことは、どうしても遅れがちになるので、注意が必要ですね。

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