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自らの許容量を知る

「時間管理を徹底したい!」
「充実した日々を送りたい!」
と思うことは大事なのですが、注意点もあります。
そのように考えるときは、テンションが上がっている状態だということが、一番の注意点です。

テンションは下がるもの

「自分にはもっと、たくさんのことができるはず」と向上心を持つことも大事です。
ただ、人間にはテンションの上がり下がりがあります。「上がっている時」に決めたことは、「下がっている時」にはこなせないこともあるのです。

「自分にできることは、ここまで」
「テンションが下がるときもある」
と認めることは、決して悪いことではありません。

むしろ、自分の許容量や、どのような時にテンションが下がるのかを知ることで、「これからどうすれば、許容量を大きくすることができるか」を考えることもできます。
・体調の波がどういう時に来るのか?
・女性の場合は、月経にまつわる体調の変化は?
・仕事や勉強が忙しくなる時期はいつか?
・家族で参加するイベントはいつあるか?
などのことを、時々チェックしましょう。

完璧主義は破たんにつながる

時間管理に興味のある人は「現状に不安・不満がある」という人が多いでしょう。ただ「不安・不満を一度に全てなくそう」とすると、時間管理が苦痛なものになってしまいます。

たとえば「日記をつける」という行為が、3日坊主に終わってしまう人や、なかなか部屋を片付けられない人の中には「完璧主義」が影響しているケースもあるのです。

日記を1日つけられなかったり、ホンの少し掃除が行き届かなかったりするだけで、
「100%できないなら、何もしないのと同じ」
と、投げやりになってしまう。
このような「0か100か」という考えで、時間管理に取り組むと、たちまち破たんが訪れます。
スケジュールというのは自分だけで立てられるものではなく、仕事相手・友人の都合に合わせなければならないこともあり、また交通機関の遅れなど不測の事態が起こることもあるからです。

うまくいかなかったときは、いきなり絶望するのではなく、
「これまでに、うまくいったことが、どのくらいあったのか?」
「たまたま、今回うまくいかなかった原因は何なのか?」

を冷静に振り返ると、投げやりにならずに済みます。

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