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どんな自分になりたいか考える

今ある不満を見つめる」では、「マイナス部分をできるだけ少なくする」ということをご紹介しました。
これとは逆に「プラス部分を増やしていく」という考えも必要です。

まず「どんな時間を過ごしたいか?」を考えましょう。時間の過ごし方が無限にある以上は、まず自分で「どの方向に進むのか」を決めないと、人生の迷走が始まってしまいます。「自分のやりたいことは何か?」「好きなこと、楽しいことは何か?」をはっきりさせましょう。

休息時間も「プラス」になることがある

「何かしている時間=プラス、何もしていない時間=マイナス」と考えるのはよくありません。

人間は肉体的・精神的な疲れが溜まることで、ミスが多くなりますし、作業の効率も落ちていきます。
時には「何もせずにダラダラ過ごす」という時間が必要なのです。それに「何もせずにダラダラ」と過ごせる時間の終わりごろには、「明日は○○をしよう!」と意欲がわいてくるものです。

ただし「何をするか決められず、時間だけが経ってしまった」「やることがないから、ダラダラしていた」という時間と、「休息すると決めて休んでいた」という時間では、休息の充実度が代わってきます。
「プラス」になる休息を取ることを、心がけましょう。

自分の気持ち・性格・生き方を考える

私は女性なので、女性の立場について考えてみます。
現代は、キャリアウーマンとして社会で活躍する人、フリーランスとして自分のペースで仕事をする人、専業主婦として家庭を守る人、仕事と家庭の両立がうまい人など、様々な立場の人がいます。

これは「どの生き方が優れていて、どの生き方が劣っている」ということではないのです。ただ、性格や体力、環境などにもとづく「向き・不向き」というのはあります。

私自身は、身内の介護や私自身の闘病といった事情があって、時間の融通が利くフリーライターとして働いています。
ただ、自分の性格としては「名前をガンガン売り出して、目立ちたい」というタイプではないので、「フリーランスという働き方は、もしかしたら向いていないのかな?」と悩むこともあります。

でも、他に明確な目標が生まれるまでは、自分の生き方を変えるつもりはありません。

「自分の生き方はこうだ」という軸がしっかりしていなければ、時間管理の目的そのものが曖昧になり「どんな時間を増やすべきか、減らすべきか」が見えにくくなりますので、注意してください。

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